大会長挨拶

第20回 日本トラウマティック・ストレス学会 大会長 佐久間 啓

第20回 日本トラウマティック・ストレス学会 
大会長 佐久間 啓 
(社会医療法人あさかホスピタル 理事長・院長)

この度、第20回日本トラウマティック・ストレス学会を令和3年(2021年)7月17日(土)~7月18日(日)に郡山市の福島県産業交流館「ビッグパレットふくしま」において開催する運びとなり、大会長を務めさせていただくことになりました。

一般社団法人日本トラウマティック・ストレス学会は、平成14年3月設立以後、さまざまな専門職が協働し、医師をはじめ、心理職、看護師、カウンセラー、ソーシャルワーカー、研究者、保健関係者、教育関係者など多彩な職種の方々で構成されております。会員は1,100名を超え、トラウマティック・ストレスに関する研究や治療・援助あるいは社会政策や社会的課題の解決に寄与する活動などに関わっております。

第20回の大会テーマは「トラウマと心と社会~東日本大震災からの10年とこれから~」といたしました。会場となるビッグパレットふくしまは、東日本大震災で県内最大の避難所として、2,400人以上の方が避難していた施設です。震災から10年を経過しようとしていますが、今もなお、PTSDや生活再建等に苦しんでおられる方はたくさんいらっしゃいます。今回、その会場において震災からの10年間を振り返り、本領域における今後の研究や治療法等を議論、検討することは、非常に意義のあることだと感じております。

現在、世界中が新型コロナウイルス感染症拡大防止を前提とした「新しい生活様式」による社会活動や経済活動が始まっています。感染症収束の予測は困難ではありますが、東日本大震災から10年となる令和3年にはぜひとも福島県郡山市にお集まりいただき、ビッグパレットふくしまで皆様をお迎えできればと思います。

福島県は、磐梯山や猪苗代湖、神秘的な五色沼など雄大な自然に恵まれており、鶴ヶ城や大内宿など歴史的な建造物、サルバドール・ダリの所蔵作品数が世界第4位の諸橋近代美術館、アール・ブリュット作品展示を行う、はじまりの美術館などの文化施設もあります。全国有数のおいしい果物、お米、さらに全国新酒鑑評会での金賞受賞数が7年連続日本一となった福島のお酒もご堪能頂きたいと思います。

本学術大会が記憶に残る有意義な会となるよう準備を進めてまいりますので、全国から多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

令和2年12月吉日

第20回 日本トラウマティック・ストレス学会